天気予報でよく使われる「時々」「一時」なんていう言葉にも、定義された意味があります。
『時々(ときどき)』
ある現象が断続的に発生し、その発生した時間が1/2未満のとき
例:くもり時々雨
全体としては「くもり」で、途中1/2未満くらいの時間、「雨」がふったりやんだりする。
『一時(いちじ)』
ある現象が連続的に発生し、その発生した時間が1/4未満のとき
例:くもり一時雨
全体としては「くもり」で、途中1/4未満くらいの時間、「雨」が降る。
つまり「時々」のほうが「一時」より、時間にして長いということです。
『のち』
前半と後半で天気が変わるときに使います。実際の予報では「昼過ぎから」のように時間帯を使うことが多いです。
『ところにより』
ある現象が予報地域の1/2未満の場所で発生します。
最近の天気予報の的中率はかなり向上している。
天気図のなかった昔の人々は長い時間をかけて、雲を読んだり、太陽や月の様相を注意深く観察し、日々の生活に大きくかかわる明日の風や雨を知る手段を自然の営みの中から探り出していました。
これらの経験則は現在でも合理的なものが数多くあり、局地気象の判断に利用されています。
風の動向、変化について知っておけば、天気の変化もある程度わかります。よくわかるものの例をあげます。
早朝、山側の気温が低く、海側の気温が高い。このとき、温度の高いほうへ風がふく、このとき雨雲(低気圧)が風上にあった場合は、ほとんどが雨になる。逆に夕方、山側の気温が高く、海側の気温が低いので、海側に雨雲があると近いうちに雨が降る。
このときの風向きによっても雨の強さ、時間などが変わってくる。日本の上空は、偏西風(ジェット気流)がほぼ一定に西から東へふいている。雨雲が風上にあり、風向きが西の場合は確実に降るが、反対に風向きが東の場合は確実とはいえないが、降らない可能性がある。 風下に雨雲があり風向きが西の場合はほとんど雨にならないが、反対に風向きが東の場合雨が降らないという確証がなくなります。
氷の結晶でできている巻雲や巻層雲が太陽や月にかかると暈しが現れる。これは雲の中に含まれる氷の結晶の中を光が通るとき、屈折したり反射したりして、太陽や月の周りのほぼ決まったところに光の帯ができる現象です。
そこでこの巻雲や巻層雲が、天気が悪くなるにつれて雨を降らす高積雲や高層雲に変化していき、約20時間前後ごろには雨になります。
巻積雲が出ているときは、上空の大気が不安定であることを示しています。低気圧の接近を知らせている場合が多い。巻積雲の変化は早く、やがて巻層雲や高層雲に変化する。巻積雲が巻層雲などの「高い空に出る雲」へ変わる場合は、変わってから雨になるまでの時間が16時間以上あるが、高層雲などの「中ぐらいの高さの空に出る雲」へ変わった時は、その自転から約8時間後には雨となる確率が高いです。
巻積雲は、主に氷の結晶でできており、巻積雲のレンズ雲は、湿った空気が流れ込むときに山の影響で発生する上昇気流で持ち上げられ発生することが多いです。
移動性高気圧が接近したり、太平洋高気圧に大きく覆われるなど、気候的に安定した時期に発生する巻雲に、もつれ雲があります。
移動性高気圧の圏内では風も弱く、穏やかに晴れる。また夏では、地上から上空への空気の流れは盛んだが、上空を流れる偏西風は弱い。このような穏やかなときに現れる巻雲がもつれ雲だ。だから、もつれ雲は晴天が持続する印です。
巻雲は、上空でできた氷の結晶が風に流されながら、次々と落下していく姿を見ています。このことより、巻雲の筋の形を見て、上空の風の強さや風向き、風の吹き方がわかり、風が強い場合、筋の長い毛状雲やかぎ状雲になる。風が弱い場合は、もつれ雲になる。上空の湿度が高くなると、濃密雲になります。
一方、かぎ状が現れるときは、発達しながら通過する低気圧や顕著な温暖前線が通過するなどして、強い雨になることが多い。また、ふさ状雲は、気圧の谷にともなって発生した弱い低気圧に先行して現れ、約20時間後に雨となります。
雷雨を予測するのに重要な雲の形状が、塔状雲です。この雲は、朝のうちに出てくることが多いが、午後や夕方に出てくることもあります。塔状雲になる雲の種類は、巻雲、巻積雲、高積雲、層積雲の4種類です。この塔状雲は、低気圧の前触れとして現れる場合が多く、上空に寒気が流入したために下から暖かい空気が上昇して来ることによる上昇気流によって、雲が塔状になる。雲の見た目は、巻雲はホタテ貝柱のような形、巻積雲はうろこを並べたような形、層積雲はUFOのような形である。巻雲の場合は20時間後、巻積雲の場合は10時間後、高積雲の場合は5時間後、層積雲の場合は1時間以内に雨になる可能性があります。
ある地域で、特定の時間内に1ミリ以上の雨または雪が降る確率のこと。
0%~100%までの10%きざみで表現されてます。
例えば「降水確率 30%」というのは、同じ予報が100回発表されたとき、およそ30回は1ミリ以上雨または雪が降るという意味です。
「雨の強さ」「雨のふる時間」「降水量」「降る地域」などは関係ありません。
「降水確率」は1980年から天気予報のひとつとして発表されるようになりました。
砂塵嵐(さじんあらし)
ちりまたは砂が風のために空中に吹き上げられて、視程が1キロ未満になっている状態
地吹雪(ちふぶき)
積もった雪が風のために空中に吹き上げられて、視程が1キロ未満になっている状態
霧(きり)
ちいさな水滴が空気中に浮遊していて視程が1キロ未満の状態
霧雨(きりさめ)
細かい水滴(直径0.5ミリ未満)による弱い雨
雨(あめ)
水滴(直径0.5ミリ以上)が降っている状態
霙(みぞれ)
雨まじりに降る雪やとけかけて降る雪
雪(ゆき)
雲から降る氷の結晶
霰(あられ)
雲から落下する氷の粒で、直径が5ミリ未満のもの
雹(ひょう)
雲から落下する氷の粒で、直径が5ミリ以上のもの
雷(かみなり)
雷電または雷鳴のある状態