氷の結晶でできている巻雲や巻層雲が太陽や月にかかると暈しが現れる。これは雲の中に含まれる氷の結晶の中を光が通るとき、屈折したり反射したりして、太陽や月の周りのほぼ決まったところに光の帯ができる現象です。
そこでこの巻雲や巻層雲が、天気が悪くなるにつれて雨を降らす高積雲や高層雲に変化していき、約20時間前後ごろには雨になります。
巻積雲が出ているときは、上空の大気が不安定であることを示しています。低気圧の接近を知らせている場合が多い。巻積雲の変化は早く、やがて巻層雲や高層雲に変化する。巻積雲が巻層雲などの「高い空に出る雲」へ変わる場合は、変わってから雨になるまでの時間が16時間以上あるが、高層雲などの「中ぐらいの高さの空に出る雲」へ変わった時は、その自転から約8時間後には雨となる確率が高いです。
巻積雲は、主に氷の結晶でできており、巻積雲のレンズ雲は、湿った空気が流れ込むときに山の影響で発生する上昇気流で持ち上げられ発生することが多いです。
移動性高気圧が接近したり、太平洋高気圧に大きく覆われるなど、気候的に安定した時期に発生する巻雲に、もつれ雲があります。
移動性高気圧の圏内では風も弱く、穏やかに晴れる。また夏では、地上から上空への空気の流れは盛んだが、上空を流れる偏西風は弱い。このような穏やかなときに現れる巻雲がもつれ雲だ。だから、もつれ雲は晴天が持続する印です。
巻雲は、上空でできた氷の結晶が風に流されながら、次々と落下していく姿を見ています。このことより、巻雲の筋の形を見て、上空の風の強さや風向き、風の吹き方がわかり、風が強い場合、筋の長い毛状雲やかぎ状雲になる。風が弱い場合は、もつれ雲になる。上空の湿度が高くなると、濃密雲になります。
一方、かぎ状が現れるときは、発達しながら通過する低気圧や顕著な温暖前線が通過するなどして、強い雨になることが多い。また、ふさ状雲は、気圧の谷にともなって発生した弱い低気圧に先行して現れ、約20時間後に雨となります。
雷雨を予測するのに重要な雲の形状が、塔状雲です。この雲は、朝のうちに出てくることが多いが、午後や夕方に出てくることもあります。塔状雲になる雲の種類は、巻雲、巻積雲、高積雲、層積雲の4種類です。この塔状雲は、低気圧の前触れとして現れる場合が多く、上空に寒気が流入したために下から暖かい空気が上昇して来ることによる上昇気流によって、雲が塔状になる。雲の見た目は、巻雲はホタテ貝柱のような形、巻積雲はうろこを並べたような形、層積雲はUFOのような形である。巻雲の場合は20時間後、巻積雲の場合は10時間後、高積雲の場合は5時間後、層積雲の場合は1時間以内に雨になる可能性があります。